手すりは住宅改修の基本です。1本の手すりが自立を可能にし、暮らしを安全にすることも多いです。しかし、手すりの選択や取り付け位置などを間違うと邪魔になったり、かえって危なくなったりもします。
たかが手すり、されど手すり。結構奥深いものです。安心できる業者に依頼しましょう。

(1)歩行支援となる手すり
目的 歩行時の身体の支え、歩行経路の誘導
特徴 廊下や階段などに連続して設けられているもの
ポイント 連続してつけることが重要で、途切れてしまう場合は、渡っていけなくては役に立たない
(2)動作支援となる手すり(握りバー・握り棒)
目的 つかんで身体を支えたり引き寄せたりするなど、動作時の姿勢の保持
特徴 場所が決まれば長さは必要なく、ワンポイントの握りでも有効力が加えやすいように少し細めにする(握りこんで指が少し重なる程度の太さ)
ポイント 歩行支援用よりも大きな力が加わるので、より堅固に取り付ける
(3)転落防止
目的 高所からの転落を防ぐ目的の柵
ポイント 床面からの高さが1.1m以上が必要
(1)木質系
集成材、無垢材が使われる。暖かみ、手触り、美観に特徴がある。
(2)合成樹脂系
金属パイプに被覆したものや合成樹脂製のパイプ。
(3)金属系
ステンレス鋼管、アルミニウム合金などが使われる。
耐久性、耐候性に優れる。気温の影響を受けやすい。


住宅の内外には上り框などの大きな段差と敷居などの小さな段差がたくさんあります。 段差は歩行が困難な人の行動を妨げ、転倒などの事故の原因にもなりますし、車いすの利用にも妨げとなります。段差はいろいろな理由から造られてきました。歩行が困難な人には無いにこしたことはありませんが、段差を無くすには悪い影響がでないように配慮が必要です。
段差には凸になっていてまたぎ越す必要があるものと、単に段違いになっているものがあります。前者をまたぎ段差、後者を単純段差と呼びます。またぎ段差は単純段差よりもさらにつまづきやすく越えにくい段差と言えます。少なくともまたぎ段差は無くしておきましょう。
またぎ段差 単純段差
(1)
凸の部分を削ってまたぎ段差を無くしたり単純段差に変えたりする方法
(2)
段差の部分に斜めに床を作って傾斜路にする方法
(3)
低い床に貼り重ねて同じ高さの床にそろえる方法
(4)
踏み台などを設けて一段の高さを小さくする方法
(5)
段差解消機などの機械を用いて段差を垂直に昇降する方法
(6)
リフタなどの福祉用具を利用して段差の部分で身体を持ち上げて通過する方法…等